
ねえシュウ、フランスって強いんじゃなかったっけ?なんか負けたって聞いたんだけど……。

そうそう!W杯直前の親善試合でコートジボワールに1-2で逆転負けしちゃったんだよ。「え、なんで!?」ってなるよね。でもこれ、ただの練習試合じゃなくて、W杯本番への警告みたいな試合だったんだよ。
⚽ 試合の概要:前半はフランスが支配、後半に逆転される
シュウ:試合は2026年6月4日、フランスのナントで行われた国際親善試合。フランスはW杯本番を前にした最終調整のつもりだったんだ。前半はもうフランスペース一色でさ、キリアン・エムバペがいきなりシュートを放ち、マルクス・テュラムもチャンスを作って、フランスがコートジボワール陣地に入り込みまくっていたよ。
キュウ子:じゃあそんなに攻めてたのに、なんで負けたの?
シュウ:それがね、フランスは前半だけで15本もシュートを打ったのに、なかなかゴールが入らなかったんだよ。で、前半終了間際の45分に、ライアン・シェルキ(マンチェスター・シティ所属)がボックス内でドリブルからシュートをねじ込んで、ようやく1-0に。これが前半終了のスコア。
キュウ子:ふーん、リードしてたんだ。じゃあ後半に何があったの?
🔵 フランスの「武器」と「落とし穴」:シュートは多いが質が低い
シュウ:実はね、前半のフランスにはひとつ大きな問題があったんだ。「シュートは多いけど、決定的な場面が作れていなかった」こと。統計的な指標で「xG(エックスジー)」っていうのがあってさ——ゴールを決めた場合の確率を全部足したもので、チームの本当の得点力を測るものなんだけど——フランスは15本打ってもxG0.88しかなかった。つまり”チャンスの質”が低かったんだよ。
キュウ子:へえ〜、シュートいっぱい打っても全部が本当のチャンスじゃないんだね。
シュウ:そういうこと!フランスの攻撃はスピードがあってボールを回すのは上手いんだけど、コートジボワールの守備ブロック——「守備ブロック」っていうのはチーム全体で低い位置に陣取って、ゴール前を固める守り方のことね——を崩せなくて、遠い位置からのシュートや精度の低いシュートが多くなっちゃったんだ。
キュウ子:ディフェンスも問題なかったの?
シュウ:それが後半に崩れてしまうんだよ……。
🟠 コートジボワールの「後半の武器」:カウンターとスペース攻略
シュウ:後半が始まって8分、コートジボワールに転換点が訪れた。ニコラ・ペペがフランスのディフェンスの裏に絶妙なスルーパス——「スルーパス」とは守備ラインの裏のスペースに出すパスのことだよ——を送ると、イブラヒマ・コナテ(フランスのセンターバック、つまり守備の中心選手ね)がそれをカットしきれなかった。ゲラ・ドゥエがGKと1対1になり、落ち着いてゴールに流し込んで1-1の同点に。
キュウ子:えっ、ペペって昔プレミアリーグにいた人だよね?まだ現役なんだ!
シュウ:そうそう!コートジボワールはベテランと若手が混在する面白いチームで、攻撃的な選手が多いんだよ。そして同点になってからのコートジボワールはさらに前に出てきた。84分、アマド・ディアロ(マンチェスター・ユナイテッドのウイング)がドゥエのクロスを受け、ファーストタッチで左隅に流し込んで2-1の逆転!会場が静まり返ったよ。
キュウ子:アマドって確かマンUの選手でしょ!有名だよね。コートジボワールってそんなに良い選手がいるの?
シュウ:そうなんだよ!コートジボワールはW杯2026出場国で、アマド、ドゥエ、シモン・アディングラみたいなヨーロッパのトップリーグで活躍している選手が揃ってる。前半は守りに徹して体力を温存して、後半に一気に解き放つっていう戦術的な計算が見事にハマったよね。
キュウ子:なるほど、最初から全力で行くんじゃなくて、後半狙い撃ちだったんだ!
🔮 試合の教訓とW杯への展望:デシャン最後の試練
シュウ:今回の結果で明らかになったのは、フランスの「攻撃の非効率性」という問題だよ。15本打ってxGは0.88。一方コートジボワールは少ないシュートでもxG1.31を記録した。つまりコートジボワールのほうが”決定機の質”が高かったということ。フランスが多くボールを持って攻め込んでも、守備ブロックを崩せず遠い位置からのシュートに頼ってしまうというパターンが浮き彫りになったよ。
キュウ子:デシャン監督ってW杯優勝した監督だよね?大丈夫なの?
シュウ:ディディエ・デシャン監督は2018年W杯をフランスに優勝させた名将で、今回が最後のW杯になるといわれているんだよ。引退前の集大成みたいな大会。だから余計にこの結果は気になるよね。ただ、親善試合だから本番での主力をフル稼働させていない可能性もある。フランスはW杯本番でイラク、セネガル、ノルウェーと同じグループIに入っていて、6月8日の北アイルランド戦(最後の調整試合)で修正を図るとみられる。
キュウ子:コートジボワールはどうなの?
シュウ:コートジボワールは6月15日にW杯グループリーグ初戦を戦う予定で、今回の勝利で自信をつけたはずだし、アマドやドゥエみたいな若い選手がどんどん力をつけてきている。アフリカ代表として台風の目になる可能性があると報じられているね。フランスにとっては「W杯本番前の警鐘」として機能した試合だったと言えるよ。
参考・出典
- FotMob:France 1-2 Ivory Coast: Doue and Amad complete shock second-half comeback
- Al Jazeera:Ivory Coast beats France in World Cup warning to one of the favourites
- Outlook India:France 1-2 Ivory Coast LIVE Score
- RotoWire:World Cup 2026 Group I Preview: France, Senegal, Iraq & Norway
キュウ子:なるほど〜!そういうことだったんだね。また明日も教えてね!



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